工事の丸投げについて
工事の「丸投げ」とは、工事を請け負った建設業者が一定の利益をとり、下請に請け負った工事の全部を請け負わせることをいいます。建設業法では「一括下請」といいます。
公共性のある工事とは?
建設業法では、
請け負った建設工事を一括して他人に請け負わせてはならない
建設業者から当該建設業者が請け負った建設工事を一括して請け負ってはならない
と定められています。
ただし元請負人が予め発注者の書面による承諾を得た場合には構わないとされています(該当する事はめったにないのではないでしょうか)。
下記にあげる理由などから建設業の適正な運営・発展を阻害するためとされています。
- 施工に関する責任の所在が不明確になる
- 下請業者の適正な利潤の確保
- 工事の質の低下
- 労働災害の増加
また、請け負った工事の全てを下請けに出す場合だけではなく、工事の主要な部分をまとめて下請にだしたりする場合にも一括下請と判断されることがありますので注意してください。
一括下請をしてしまうと
一括下請をした場合、業停止、許可の取消などの監督処分をうける場合がありますのでご注意ください。
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千葉県出身 昭和46年生、早稲田大学卒、平成9年行政書士登録、平成11年社会保険労務士登録。基本的に打ち合わせ等は私の方からお客様のご都合の良い時間に合わせて伺いますのでわざわざご足労いただくことはありません。ご相談はいつでもお受けいたします。どうぞお気軽にご相談ください。